更新:2018.7.9
今回は難しいテーマですが、「不倫」についてスピリチュアルな観点から書いています。
「こんなに愛せる人は他にいない…」
「本当に好きになった人が既婚者だった。もっと早く出会っていれば…」
「彼は本当に愛してくれてるの?奥さんとは離婚するって信じていいの…」
「どうして不倫をしてしまったのだろう…不倫関係に後悔している」
「奥さんやお子さんの迷惑にはなりたくない、でも…」
◇◇◇
不倫関係には幸せな時間はあっても、はかなく、不安、罪悪感、苦しいことも多いものだと思います。
社会的に倫理的には認められない…
でも愛する気持ちは本当に本当…
不倫のような、人生で大きな苦しみ、逃れようのない悩みに直面した時、その原因や解決を霊性(スピリチュアリティ)に求める方もいらっしゃると思います。
日本では不倫は法的にも社会的にも認められるものではありません。
不倫の苦しみから、不倫をした男性が自殺し、相手の女性の旦那さんも自殺されたというお話を聞いたことがあります。
思い出すと、胸がぎゅっと苦しくなります…
本記事では、不倫関係を持ってしまうケース、または不倫されてしまうケースのスピリチュアル的な意味や考え方について、私が分かる範囲ですがまとめています。
悩んで、苦しみ抜いている方にとって、すこし視野が広がるような、ちょっと違う考え方もできる…
そんなきっかけになればうれしいです。
◇◇◇
スピリチュアル的な意味の前に、不倫の現世的な意味は…
不倫のスピリチュアルな意味を書く前に、
私たちが生きているのは3次元ですから、まずは現世的な意味について、広く書いてみたいと思います。。
日本の現代と、明治以前のこと、海外での不倫についてです。
3次元的な観点でも不倫について考えておくと、少し視野が広がり、気持ちが楽になるかもしれません…
日本はかつて不倫におおらかだった?
日本では平安時代にはすでに不倫はあり、明治くらいまでは不倫関係を持つことも少なかったようです。
勝海舟や伊藤博文の奥さんたちは夫の不倫を認めていたとか。
勝海舟は奥さんと愛人と一緒に生活し、奥さんは愛人の子供も我が子と同様に育てたといいます。
昭和の有名人としては、パナソニックの創業者、松下幸之助さんは家庭とは別に、愛人との間に家庭をもっていたそうです。幸之助さんが亡くなった際にはその愛人の子さんにも遺産が相続され、莫大な金額だったとか。
(早くに家族を亡くし天涯孤独の身になった松下幸之助さん。自身も体調にはつねに不安があった。そんな背景が影響しているのでしょうか。)
海外の不倫に目を向けると…
そして、現代においても一夫多妻制をとっている国があり、大家族で暮らします。
子供達からすると生みの親と複数の育ての親がいることになります。
アメリカでも離婚前後の配偶者・子とともに暮らし、お父さんとお母さんが二人ずついるという家庭も。
愛人や離婚前後の家族と一緒にくらすのは、嫉妬心があっては難しいと思いますし、
自分と他人の境界が薄い人=霊的に成長している人たちなのかもしれません。
現代の日本では法的にも倫理的にも不倫イコール絶対悪くらいの認識だと思いますが、時代や国がかわれば、また未来は人類のスピリチュアリティによっては捉え方が変わってくるのかもしれません。
そういえば現時点でも、芸能人の方で何度かの結婚・離婚を経験され、3つの家族が交流されているようですが、未来(数十年先とか比較的近い未来)では、こうした家族が一緒に暮らし、ともに愛し合い家族を育む、ということもあるのかもしれないと思います。
なぜ不倫関係になる?不倫を経験するスピリチュアルな意味
恋愛は自由なのですが、「結婚しているかどうか」で自由か、そうでないか、不倫になるか、ならないか線引きがされます。
日本などでは法律で「結婚」という制度がありますから、不倫は悪いことなのは明確ですので、現世的にはあえて論じなくてもよいと思います。
そこで関心は、「スピリチュアルな観点から不倫を考えると、どうなのか?」になると思います。
まずは、過去世・カルマの側面から不倫という関係を考えます。
(カルマとは、「業」「何らかの行為したこと」で、その行為の繰り返しが人生・宿命に影響する、という理解でいいと思います)
過去世からの関係性・カルマが、現世での不倫関係に影響するケース
まず、今世で結婚したり、恋人同士になる二人は、過去世でも何らかの関係があったと考えるのが、スピリチュアル的な観点からはけっこう普通です。
複数の霊能者にアカシックレコードを読むなどしてもらうと、異口同音の鑑定結果になると思います。
もちろん、力のある霊能者じゃないといけませんが。
(アカシックレコード=過去・未来のあらゆる情報が記録された媒体)
不倫関係になる男女の過去世での関係は?夫婦だったりする?
現世で不倫関係になる魂たちは、過去世では普通に結婚したカップルだったりします。前世の夫婦関係でやり残した課題があるから、今世では結婚しないけれど、不倫という男女関係を選択した、というケースです。
ただし、男女は逆だったりします。
魂は現世的な男女が固定されたものではないので、過去世では男性同士、女性同士どうしということもあります。
同性どうしもある、ということで、縁が深い魂だからといって男女関係になるとも限らず、
親子関係、兄妹、親友の関係になることもあります。
前世で夫婦だと、今世で結婚する可能性は少ない
ただ、同じ関係が2回連続するケースは少ないようです。
つまり、一番近い過去世で夫婦関係だったとしたら、
現世で不倫関係になったとしても、結局結婚することはなく終わる…
逆にいうと、お相手の魂とは過去世で一度も結婚したことがないとしたら、
今世では不倫というハードルを乗り越えた後に結婚する、というシナリオもあるかもしれません。
もちろん例外はありえて、前世でも今世でも夫婦同士になる魂たちもあります。
- スピリチュアル的に進化した魂同士が、今世でも夫婦としてお役目を担うケース
- 前世の夫婦関係でいがみ合って禍根が残って、今世でも夫婦として課題にチャレンジするカップル
が考えられます。
前世で夫婦だったけど課題が残り、不倫をしてでも関係を築こうとするカップル
前世で夫婦だったけど課題が残り、現世でも夫婦になろうとするけれどその前に「不倫」というさらに難しい課題を貸しているケースも考えられます。
現世的には認められない課題(不倫)を乗り越え先の、親密さ、愛を経験しようとしているのかもしませんね。
前世で恋人同士だったけど夫婦になれなかったから、今世では不倫からでも結ばれたい
この場合、結論からいうと最終的に結婚できるケースも多いようです。
今世で結婚を課題クリアの前提としているカップルで、関係する魂(相手の奥さんや旦那さん)も合意済み。
不倫相手が既婚者の場合は、夫婦としての課題クリア後にすんなり離婚できてしまう。
(もし、あなたが既婚者で配偶者と離婚したいと思っているなら、このケースであれば配偶者と今世での何らかの課題クリア後に離婚、となるかもしれません)
不倫関係から、晴れて夫婦になれるケースですが、だからといって生涯をともにするかというかと、それもまた別問題のようです。
(ムズカシイですね…)
不倫してでも結婚後に取り組む「課題」がどのようなものか、によるということです。
- 生涯を愛し合うこと、そして、育児や事業のように長期間取り組むことであれば、今の不倫相手と今世はずっと一緒でしょうし、
- 結婚後一時的に愛し合う関係や、子をもうけ育児は一人で、という課題であれば、結婚生活は長く続かないかもしれません。
せっかく不倫というハードルを乗り越えたというのに…。
でも、それも私たち肉体を持つものの、現世的な感覚。
宇宙全体として二人に与えた不倫にまつわる課題が「何」なのかによるということです。
過去世で性的なカルマが残っているカップルの場合
過去世で恋愛や性的に満たされないものがあり、今世では不倫のような禁断の恋をしてみたい、という魂のカップルの場合です。
不倫関係は一時的な儚いものとして、今世に設定していることもあるようです。
今は絶対結ばれたいと思っていても、ある時期、あるきっかけで不倫関係を解消することになります。
スピリチュアル的には不倫関係からも学ぶことが求められている
このようにスピリチュアル的に不倫という関係を考えると、
宇宙は、私たちがどのような道を歩んでも、学びなさい、今世を味わいなさい、といっている気がします。
しかし、不倫という難しい悩み、3次元的には答えが出ないことあると思います。
そんなときに「学びだから」「どんな苦しみも楽しみなさい」と言われても、無理がある気もします。
だって、私たちは現世ではあくまで人間ですから…。
- この相手との不倫関係はどうなるか、
- 相手が奥さん・旦那さんと本当に別れるのか、
- 自分はパートナーと離婚する方が良いか…
未来をある程度(せめてヒントくらいは)知っておくと気が少しは楽になる…かもしれません。
こういう時うらやましい、と思うのが未来を透視できる霊能者の人たちです。
そうした人たちは、守護霊や守護神、天使のような宇宙的存在と通じたり、アカシックレコードにつながり情報を得ています。
私たちが地球に来ている目的は、嬉しいことも苦しいことも両方体験することが目的ですから、
全て未来がわかってしまうと「本末転倒」かもしれませんが^^;
(だから私たちは、本来できるチャネリングやリーディングの機能をなくしているんでしょうね)
そうはいってもヒントくらいほしい!
そんな時は、ちゃんと未来透視ができる霊能者に未来を視てもらうのもいいかもしれません。
それですべてがわかって、すべての苦しみを回避できるわけでもないと思いますので、「本末転倒」になるほどではないし…
これは転職やお仕事にも言えることで、ある程度自分の立ち位置、今後を把握することは精神的な負担、苦しみを減らします。
せっかく地球に来ているのに、苦しみ過ぎて楽しめ無くなるも、ちょっともったいない…
不倫も含めて生前からストーリーが決められている?運命は切り開ける?きまっている?
ここまでお話すると、スピリチュアル的には不倫関係になるかどうか、不倫をしてその後別れるか、晴れて結ばれるか、全てあらかじめ決まっているの?とも思われると思います。
これは私が色々な霊能者に伺うと意見が別れるのですが、ほとんどの先生は現世を生きる私たちの行動や意識で未来は変わりうる、つまり、あなたとお相手が今後結ばれるかどうか、今後の選択にかかっているようです。
中には一人だけですが全ての未来は明確に決まっていて変えることはできない、という先生もいらっしゃいました。
未来は変わりうるという先生でも、不倫関係の状態によっては「どう行動しても別れてしまう」という鑑定結果がでることももちろんありますが。
スピリチュアル的には魂たちが苦しむことは組み込まれている、それは不倫でも結婚でも
- 障害を持って生まれる
- 虐待を受けて育つ
- 幼くして死を迎える…
世の中にはどうしてこんな辛い業を背負うの?と絶望するような人生を歩む魂もいらっしゃいます。
不倫のスピリチュアルな視点でいうと、
- 本人も、周囲の魂も学ぶため、不倫のせいで自殺する人が出ても、
- 不倫する側も、不倫される側もやはり魂は必要な学びをしている
- 不倫という普通の恋愛・結婚では経験できない悩み・苦しみを抱えることで魂が磨いている…
そんな苦しみをするくらいなら、人として現世に生まれないほうがよかったと思うこともあるかもしれませんが、それでもスピリチュアル的には地球に生まれたくてしかたがない、それくらい現世で肉体を持つ体験は貴重なものだそうです。
宇宙的には良い・悪いはない。不倫も良くも悪くもない
宇宙的には意味がない。では「犯罪」も何でも良いということになると、現世に生きる私たちには理解を超えています。
根源的な創造主がいて、宇宙も、星々も、いわゆる神様たちも、人間も、動物も作ったとされます。
その創造主はいくつかの捉え方をされるのですが、「そもそも宇宙はノリ(遊びとか暇つぶし)でつくっただけだから、全てに意味がないといっている」とか、「根本創造主は、全てを経験する意図を持っている。例えば、自分の分身として人間を作り、3次元的に良いことも、悪いことも経験させている」と表現されたり。
私たち人間は、「地球でお芝居をしている舞台役者」にも例えられます。だから…
- 幼くして重い病気で亡くなる子供
- 事故や犯罪に巻き込まれフィアンセが亡くなる
- 大きな地震や風水害にあって愛する家族をなくす
- 今世で初めて会えた、本当に愛いしあえる人が既婚者だった…
不倫を「私の問題」「私の罪」よりも、「宇宙全体の課題」と考えてみると…
3次元的に生きる私たちには理解がとても難しいこと…しかし宇宙的には「わざと」やっているとも考えられるようです…
だからといって、現世で不倫を謳歌していいかというと、そうでもないと思うのです。
スピリチュアル的には何でもシナリオ通りで、仕方ない。現世でもそのように振舞ってしまうと、現世という「人間ゲーム」参加している意味がないのでは、と思うからです。
人間はスピリチュアルな存在ですが、現世的な存在としても今世を生きる、その中で魂の成長を経験する。ということかなと…
(私は今世で、取り返しのつかない大きな問題を抱えています。私は一度人生を終えたと思っています…)
あなたとお相手が不倫関係になることも、生前のシナリオで決まっている。不倫関係の本人たちはもちろん学びあう関係。
それどころか、その奥さんや旦那さん、子供も含めて関係者全員に必要な学び、と考えられます。それぞれの魂に必要な学びを現世でできるように綿密に作られたプログラム。それが不倫のスピリチュアル的な意味。
現世で結婚したカップルのどちらかが不倫を経験して、それで離婚し、離婚せずに婚姻関係を続けるにしても、二人にとって必要な学びがある…
離婚したとして不倫相手と結ばれることもあれば、結ばれないこともある…それも必要な学びのパターンとして生まれる前からシナリオが作られている
スピリチュアル的に…不倫も「実体がない」
ここでスピリチュアルな観点から、ちょっと現世的にもどると。
「般若心経」という名前はご存知の方が多いと思います。
日本でも最も有名なお経の一つです。
般若心経には簡単にいうと「全てを空であると見定めないと、全ては苦になる」ということが書かれています。
「空」とは、実体がないさまを意味します。
すべては「実体がないもの」であると思わないと、すべてが苦しみになる、ということです。
不倫関係に求めるものは人それぞれだと思いますが、
- 真剣な愛情、純愛も、
- 幸福も、快楽も
- 不安、疑念、罪悪感も
どのような感情も、それを感じる対象(不倫相手との関係や、相手の配偶者や子のことも全て)も、「空」だということになります。
また般若心経では、何かが汚れたり奇麗になることも、増えることも減ることもない、と実体がないさまが表現されています。
現世で生きる私たち…不倫をどう考えれば…
いくら宇宙的に意味がないといったことを言われても、現世で地球という3次元を生きている私たち。
親子でも、独身でも、不倫関係であっても真実の愛を求めたい…
しかし、社会的ルールに沿うことも求められる…
愛の器が大きい人は同性も異性も、お金も成功も引き寄せますから、
魅力的な人は既婚者であることはありうること。
愛・喜び・苦難・悩みがセットになっている3次元の醍醐味とわかっていても、
そうはいっても現実的に苦しい時…
私は、現実とスピリチュアルの間をいくことが折衷案が選択肢のひとつかなと思います。
私の場合でいうと、
スピリチュアルな情報をたくさん知ること、そして自分の魂の性質(生まれ変わっても変わらない本質)、過去世からの相手との関係などを知ることが大きかったと思います。
アカシックレコードリーディングで、
- 過去世のすべて、どの国でどんな職業をしてきたか、
- 生まれ変わっても変わらない魂の性質はなにか
- 生き方・お仕事の仕方・人間関係の築き方はどうすればいいか
などを教えていただいてきました。
私は地方在住。近くにそんな頼れる先生がいらっしゃいませんので、
「電話占い」という電話で各種占い(中にはアカシックレコードリーディングの先生も)ができるサービスをときどき利用しています。
電話占いは、「対面でない」という性格上、不倫のような誰にも話せない辛い悩みを相談する人が多いそうです。
また、霊感が強いすぎて対面では相談者の負に傾いたエネルギーまでもらってしまうので、電話占いに絞っている人も。
そのため電話占いの占い師は、スピリチュアルな力と不倫への理解のある方が多い印象です。
ただ、なかには「不倫は全面否定」「不倫は相談すら受け付けない」の先生もいます。
これは個人個人の考え方なのだと思います。
(そういう先生に不倫の相談をしても凹むだけ…)
スピリチュアルの世界でもいろいろな「存在」がいらっしゃいますが、
宇宙存在、プレアデス人の話によると、一時期に共にするパートナーは1人のほうがうまくいきやすくとも、パートナーシップの役割を終えれば新しいパートナーとともに生きるほうが良いといい、
(周波数が合うパートナーと)
人類は今後、性に関してはもっとオープンになると話しているのを聞いたことがあります。
「不倫は文化」という石田純一さんの発言は有名ですが、将来的に不倫という認識がかわってくるのでしょうか。