西洋占星術
西洋占星術は、私たちが生まれた時の星の配置からホロスコープという図をつくり、生まれ持った運命や性質を鑑定したり、星の動きから未来を占うことができます。
日本では占いといえば12星座占いとういうくらいだと思います。
星座占いは西洋占星術の一部ですから、日本ではもっともヒットした占いの一つと言えるのではないでしょうか。
西洋占星術の歴史
西洋占星術は古代エジプト時代には研究されていたと言われています。
もっとも歴史が古い占術の一つになります。
西洋占星術の手法
西洋占星術はまず相談者の出生時の星の配置からホロスコープを作ることからはじまります。
その時の星の位置や天文暦から意味や今後を読み取ります。
ホロスコープから相談者の状態や未来をいかに読み解くかが占い師の力量になります。
四柱推命
四柱推命は、相談者の本来の性質、才能、人生の命運、未来、他者との相性など、あらゆることを占える人気の占術です。
古代中国の陰陽五行説をもとに作り上げられました。
日本には江戸時代には入ってきていて、「四柱推命」という言葉自体は日本独自のもののようです。
英語圏ではFour Pillars Astrologyなどと言われ、世界的に用いられる占術の一つです。
占術には近代に作られたものもありますが、四柱推命は中国四千年の歴史とともに練り上げられた由緒ある占術といえます。
四柱推命の理論
四柱とは、その人が誕生した年、月、日、時間の4つの要素です。
年柱、月柱、日柱、時柱といいます。
それを干支をあてはめ、陰陽五行で読み解きます(干支も五行、陰陽を持ちます)。
日本では出生時間を把握していない人が多いので、時柱を除いて、三柱で鑑定することも少なくないのですが、正式には四柱がそろう必要があります。
出生時間を知りたいときどうすれば?
まず、母子手帳が残っていれば出生時間が記録されている可能性があります。
母子手帳がない場合は、市役所などです。
現在は出生届を市役所等に届けるときに出生時間を記入するようになっています。
出生届の保存期間は役所によって統一されていないようですが、問い合わせればもしかすると出生時間がわかるかもしれません。
四柱推命体験談
ふーみ(女性・40代)
成田山新勝寺で姓名判断を組み合わせた四柱推命での占術でした。
友人からとても当たる占い師がいると聞いて、20年前くらいに占ってもらいました。
相談内容はその時に好きだっだ人と結ばれるかどうかという事です。鑑定結果はその人とは価値観などが合わず、結ばれるのは難しいという事でした。
私は晩婚で老後幸せになれるとのこと、運命の相手とめぐりあえるのはまだまだ先という鑑定結果でした。
その後、その好きだった相手とお付き合いすることができ、占いは当たらなかったと思ったのですが、言われたように価値観の不一致で、長く続かず別れてしまいました。
その後も何人かの方とお付き合いし、更には結婚もしましたが、うまくいきませんでした。
40代前半の今、そろそろ運命の人に巡り合えるかもしれないと、あの時の占いに希望を託し、出会いのチャンスを探しています。
でも、晩婚っていくつくらいからなのでしょう?詳しく知りたかったです。
とりあえず、まだもう少し先の話なので、鑑定が当たったかはまだわかりません。
易占い
易占いは周易と断易に分かれます。
周易
周易は、中国の周代から続くと言われる占術です。陰陽説に基づき、陽と陰の組み合わせで八卦を作り,さらに八通りを組み合わせて64卦とします。
ここからあらゆるものの生成発展消長を解読していきます。現在、易といえばこの周易のことです。
「当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦」とは誰しも一度は聞いたことがあると思います。
日本でも易占いはポピュラーだったと感じられます。易占いが身近に感じられるのではないしょうか。
周易は吉凶が明確
周易は、吉凶がはっきりする占いです。
「彼の気持ち・本心はどうなっているか?」といったことよりも、「半年後、彼との関係が良くなっているか、悪くなっているか?」といった質問・鑑定が向きます。
周易ではスタンダードには、50本の筮竹(竹)を使い、卦という数字(1~8)を2回出し、組み合わせて64卦の一つを出します。
断易
断易は、周易の64挂に十二支、鑑定をする時の日時を含めて占います。
吉凶に加えて物事の時期を読めるのが特長です。
断易は紀元前には完成していたと言われ、中国で易といえば一般的には断易のことを指します。
宿曜占星術
宿曜占星術は、生年月日から「宿」というものを導き出し、その人の性質を鑑定することができます。
例えば、あなたと彼(彼女)の宿を調べ、その関係性から相性を読みとったり、未来を占うことができます。
精度の高い占術ですが、宿命の宿を読み解く感じで確かにそのような感じがします。
宿曜占星術は日本ではあまり聞きなれない占術かもしれませんが、元々は宿曜経というインドの経典に由来すると言われる歴史の古い占術になります。
日本では平安時代の陰陽師、密教の中で使われてきたそうです。
算命学
算命学は陰陽五行説や四柱推命などから日本で完成された比較的新しい占術です。
生年月日からその人の星を特定し、性質や未来を鑑定します。
風水
風水は、土地や家の方角、地理的特性から、気の流れを改善し、開運していくものです。
紀元前の中国ではすでに風水が使われていたようです。日本では平安京で風水が生かされたと言われています。
現代でも、Dr.コパさんといえば風水で著名ですし、中国では北京オリンピックの会場設計やその他都市計画でも風水が活かされています。
筆者の知人の建築士も5年ほど前から建築設計に風水を取り入れています。
九星気学
九星気学が占いの万能選手で、生年月日からその人の性質、これからの運勢、転居の方向の良し悪しなどを占うことができます。
星と陰陽五行説を組み合わせ、大正時代の日本で完成された占術です。
数秘術
数秘術は、生年月日や名前を数字にし、その人の先天的な性質や運命、未来を占うものです。
数秘術は著名な先生方が書籍を多数だされるようになり日本でもポピュラーな占術になりました。数字に置き換えるという分かりやすさも受けていると思います。
ピタゴラスの定理で有名な哲学者ピタゴラスは森羅万象は数字に関係しているとみて、数学とともに数秘術が出来上がっていったと言われています。現代でも宇宙や量子の世界を読み解くのは数学だとされています。
また、カバラといえば、占いに興味のある方なら聞いたことがあると思いますが、これも数秘術です。歴史のある占術になります。
カルトッシュカード(エジプトタロット)
カルトッシュカードは、紀元前1500年の古代エジプトに起源があると言われています。
当時は25枚の木の護符を使っていたそうです。
カルトッシュカードは、過去世を含めた過去、現在、未来を読み解くことができる万能の占いになります。
エジプトの神話が根底にあり、さらに数字、カードに秘められたメッセージを占い師が読み解いていきます。占い師によっては自身の霊感を絡めて占うようです。
ルーン占い
ルーン占いは、北欧のルーン文字から相談者の性質、未来を読みとき、鑑定していきます。
占いの手法としては、ルーン文字が描かれた石をばらまき、石の配置、裏・表から鑑定結果を導き出します。
占い師によってはルーン文字が書かれたカードを使うこともあります。
ルーン文字は北欧の神々が作った文字と言われています。ゲルマン人が使っていましたがその後ラテン文字が使われるようになり一部のルーン文字は忘れ去られたそうです。ちょっと切ないですね。
スカンジナビアでは中世後期まで使用され、現在は25のルーン文字が残っています。
ルーン文字のアルファベットはフサクルと言われ、それぞれが神秘的な象形文字のような感じです。
そのような形状からアクセサリーなどのデザインとしてとり入れられることもあります。
占ってほしいことは恋愛、仕事などであれば何でも構いません。
マヤ暦
マヤ暦はマヤ時代のメキシコが起源とされています。
マヤ暦も歴史がある由緒正しい占術の一つです。
マヤ暦では人は誰しも生まれるタイミングを選んでいると考えられ、誕生日から先天的な性質、運命、宿命、相手との相性、人間関係の分析などが鑑定されます。
マヤ暦で使用されるツォルキンカレンダーは銀河の13の音と20の紋章から構成され、マヤ暦は52年周期になっています。