はじめまして。
心理カウンセラー・精神保健福祉士でライターのmizukiです。
最近、「うつ病」という言葉をよく耳にするようになりました。
うつ病は現代病とも呼ばれ、15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性があるというデータが示されています。
生産性を重視した現代社会では、ストレスがたまる機会も多いため、このうつ病の有病率は他人ごとではありませんよね。
ここでは、うつ病の原因や症状、回復についてなどをご紹介します。
更新日:2016.11.14
うつ病は脳の働きによる病気
うつ病は精神疾患のひとつですが、脳の働きによる病気ともされています。
私たちの脳の中には、情報伝達をつかさどる神経伝達物質というものがあります。
うつ病に関与する神経伝達物質には、セロトニンとノルアドレナリン、ドーパミンがあげられます。
普段の私たちは、脳内でこれらがバランスよく分泌され、脳や体の機能、活動を上手にコントロールしています。
ですが、何らかの刺激により一旦バランスが崩れてしまうと、うつ病の症状が現れがちがちです。
うつ病の症状
主な症状
うつ病の主な症状には、気分の落ち込みや不安感、無力感や無気力感、憂鬱な気分、イライラ感などがあげられます。また、涙が溢れて止まらなかったり、ささいな音や光に過度に敏感になったり、不眠や過眠状態が続くこともあります。そして、危険な症状としては、「死にたい」という気持ちが現れがちな点です。
身体症状
そのうえ、頭痛や吐き気、手足のほてり、激しい肩こりなど身体的な症状が現れることも多いと言われています。
うつ病の診断基準
このような症状が2週間以上継続して続く場合、うつ病と診断される基準となります。
うつ病のケア
うつ病は、必ず治る病気ですが、治療はできるだけ早く始める方が回復も早いです。
本当は、「少し調子が悪いな」と感じる前駆期に、治療が開始されればベストだと言えるでしょう。
完治まで一般に3~6カ月
一般的には、うつ病発症から完治までは、3か月~6か月だと言われることが多いですが、1年以上かかるケースもあり、じっくりと治療に取り組む必要があります。
治療なしでも治りうる
うつ病は例え治療をしなくても、長い時間をかければ治りますが、できるだけ苦しくなく、適切な対処をすることが重要です。
カウンセリングを併用してうつ病を再発させない
うつ病の治療は、抗うつ薬などの薬物療法を中心に、時にはカウンセリングなども併用しながら進めて行きます。
また、うつ病は完治しても60%と再発率が高いため、自己判断で治療を中断したりせず、医師の判断を仰ぐ必要があります。
ここでは、心理カウンセリングなどについてご紹介します。
心理療法家によるカウンセリング
精神科医のほかに、心理判定員、心理療法士、産業カウンセラーといった専門家によるカウンセリングです。
一般的な心理カウンセリングのほかに、ゲシュタルト療法、家族療法、NLP(神経言語プログラミング)といった手法もうつ病治療で成果をあげているようです。
特に、アメリカでは、ベトナム戦争の帰還兵の心のケアでNLPが広く活用されたという歴史があります。
占い師・鑑定師・イタコによるスピリチュアルカウンセリング
意外な方法…と思われるかもしれませんが、いわゆる霊能者である鑑定師といった方々に心の悩み、問題を相談をする人たちもいらっしゃいます。
一般に心理療法は心のレベル、霊能者はスピリチュアルレベルの問題を扱います。
もし、薬物療法、心理療法でうつ病の症状が改善しない場合は、占い師・鑑定師・イタコにスピリチュアルレベルのケア、浄化、ヒーリングをしてもらうと良いかもしれません。
“電話占い”というサービスを活用すれば、自宅にいながら電話で霊能者の相談をうけ、遠隔で浄化・ヒーリングを受けることができます。
本当に有能な霊能者・占い師・鑑定師は、
- 相談を多く受けているため、コミュニケーション力が高く、
- 癒しのオーラに影響されて会話するだけで心が軽くなる
といった口コミが見られます。
でも、本当に有能な霊能者・占い師をどうやって探せばいいのでしょう?
テレビにも出演するような著名な方は霊能者・占い師・鑑定師は予約が数ヶ月~数年待ちだったりします。
電話占いの公式サイトで霊能者らの得意分野・評価がサイト上に公開されています。
公式サイトには口コミが多数寄せられていますから、本当に有能な方を選ぶ参考になります。
筆者の場合は主に仕事や人間関係のことですが、年に数回、電話占いヴェルニというサイトを利用しています。
ヴェルニは280名の霊能者・占い師が在籍していて、オーディションで選ばれた方々です。
霊視・透視、各種占術で、いつ頃摂食障害が回復するか、どんなことをすると回復が早まるか、といったアドバイスをもらえるかもしれません。
「半年後良くなりますよ」
そんな鑑定結果が出れば、気が楽になりそうですね。
電話占いヴェルニの特長は、こちらで詳しくご紹介しています。
また、本人が焦ったり無理をしたりしないように、家族や周りの協力も欠かせません。併せて、じっくりと休養を取り、睡眠リズムなどを保つことも大切です。
うつ病ケアとまとめ
お伝えしたように、うつ病は治りうる病気です。
回復にかかる時間は人それぞれですが、決して希望の灯りだけは、心の片隅に静かに持っていていただきたいと思います。
そして、うつ病は精神疾患の部類には入りますが、脳の神経伝達物質による原因で起こる病気です。
そのため、誰しもがかかる可能性が高いのです。
ですので、もし自分が発病したとしても、自分自身を決して責めないでください。
そして、できる限り早く専門医の治療を受け、1日も早く自分らしく生きることができるようになれれば良いですよね。
なぜうつ病になるの?うつ病の原因になる4つのストレス
うつ病には、神経伝達物質が密接に関わっていること、そして、それらがバランスを崩してしまうことで起きるということを上記でお話ししました。
では、神経伝達物質のバランスが崩れてしまう刺激には、どのようなものがあるのでしょうか?
精神的ストレス
プライベートや職場の人間関係の悪化、大切な人を失った喪失感など、精神的に強い打撃を受けたときにストレスを感じることが多いです。
構造的ストレス
これは体のゆがみが引き起こすストレスです。
例えば、背骨や骨盤などにゆがみがあると、そのゆがみの情報が脳に伝わり、無意識にストレスを感じるようになります。
科学的ストレス
うつ病には栄養素の不足や過剰摂取も関係しています。
例えば、カフェインは交感神経を強制的に働かせる役割を持つと言われています。
ですが、精神的や身体的に疲れている時にカフェインを摂り過ぎてしまうと、エネルギーが常に出続ける状態となり、しまいにはエネルギーが底をつき、それがストレスとなってしまうのです。
温度と湿度のストレス
激しい寒暖差や湿度、気圧などの変化もストレスになります。
例えば、私たちは天気の悪い日に不快感を感じたり、憂鬱な気分になることがありますよね。
その時は、まさにストレスを感じているのです。
うつ病の経過を知ろう
うつ病は、前駆期→極期→回復期→寛解期という経過をたどります。
それでは、各期の特徴を見ていきましょう。
前駆期
うつ病になりかかった段階です。
とても疲れやすくなり、これまでは普通にできていたことができなくなったり、億劫になりがちです。
また、そんな自分を責めたり、不安感が出現してきます。
極期
うつ病の症状がはっきりと現れてきます。
気分が深く落ち込み、人に助けや援助を求めるのさえできないほどひどい状態に陥ります。
「死んでしまいたい」という気持ちに襲われることも多い時期です。
回復期
うつ病が回復に向かいつつある時期です。気分の波も、良くなったり悪くなったりのアップダウンを繰り返しながら、少しずつ回復していきます。
ですが、それだけに不安定で、自殺の可能性が高い時期でもあるので注意が必要です。
寛解期
激しい落ち込みなどが、ほぼなくなる時期です。
ですが、完治したわけではないので、緩やかな気持ちのアップダウンは続きます。
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